愛になりたい 菊池歩 初個展

菊池歩 初個展 『愛になりたい』

3万本の作品が花咲くプロジェクトで無数の人々を越後の里山に集め感動を巻き起こした菊池歩、初個展を日本橋で開催。

開催日時:令和3年(2021年)12月16日(木)~ 30日(木)

開場時間: 12:00 ~ 19:00 ※最終日は 15:00 まで

【会場では「感読会」を実施】
作家の菊池歩による「感読ワークショップ」を随時開催
鑑賞ツールとともに、作品世界へいざないます。

鑑賞料: 2,000円 ※特製鑑賞ツールつき

会場: NICA – Nihonbashi Institute of Contemporary Arts

東京都中央区日本橋大伝馬町13-1 地下1階 Google Map Link クリック!
※ 最寄駅 東京メトロ日比谷線「小伝馬町」徒歩3分/都営地下鉄新宿線「馬喰横山」徒歩4分/JR総武本線「馬喰町」徒歩6分

菊池歩 KIKUCHI Aumi
2002年「TONBURI」にてデビュー。同年最上環境芸術祭にて「I was born.」発表。
2003年「Universe」にて、第18回国民文化祭環境芸術の祭典準大賞受賞。
2006年 第3回大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレにて「こころの花~あの頃へ」を発表。代表作誕生となる。
2018年には、本のカタチをしたアート「タレル・デ・マリア」発表。他に新庄市(山形県)にて環境芸術祭審査員、東北芸術工科大学特別講師、障がいの有無を問わない「美術の日」など…
「芸術家」という肩書は、美術評論家中原佑介氏によって与えられたものである。

こころの花~あの頃へ
こころの花~あの頃へ (2006)

本展作品譜
ヴィーナス/花/タレル・デ・マリア/いろてんじ/The One/Eternal Ⅱ/リビング/幸せについて/まくらうた/愛になりたい/I am/ ほか

本展に寄せて

現在頭角をあらわしている多くの現代芸術家と異なり、菊池歩は学生時代からアーティストになろうと思っていたわけではない。誰かに師事した理由でもない彼女の作品づくりは、まったくの我流である。それゆえに、素材すら変幻自在な自由奔放さがある。作品は「自分」そのものだと彼女は言う。そんな、極めて私的なモチーフであるにもかかわらず、作品に接すると初見であっても心に飛び込んできて、ある種の感動が喚起されるのは不思議なことだ。自分の思いをかたちにすることが、同時にそれを見る人の思いをかたちにしている。菊池氏の作品からは、そんな印象を受ける。彼女自身が今後どのように変容していくのか、興味深い。

一般社団法人ブルーオーシャン 代表 本展キュレーション 岡田智博

主催: 一般社団法人ブルーオーシャン